最悪な日【7】
前回のお話はこちら↓
最悪な日【7】
強面すぎるおじいさん
自転車を止めたところの近くに
おじいさんの家があったようで
いとちゃんのでかい泣き声を聞いて
家から出てきたような感じでした。
初めは家の玄関前から
じっと見られているだけでした。
(それだけでも十分怖い)
しばらくこちらの様子を伺うように
目を逸らさずにガン見されていたのですが
(怖くて私は目を逸らしていました…)
いとちゃんがあまりにも泣き止まないので
近づいてきたのだと思います。
恐怖でしかない
そして真っ直ぐにこっちを見据えて
近づいてくるのです、、
何をされるかわからなかったので
いとちゃんをなるべく自分の後ろに隠し
うりくんにはおじいさんを見せないように
抱っこの角度を変えました。
私はおじいさんと目が合っている状態で
内心心臓バクバクでした。
「うるさい!」といとちゃんに言うのか
「いつまでも子供を泣かせとくな!」と私に言うのか
頭の中で予想していて、相手の出方を待っていました。
そして、あと1メートルくらいのところで
おじいさんは止まりました。
今にも罵倒されそうな雰囲気に
私は息を呑みます。
✳︎
続きます。
58+
コメントを書く